悔しさをエネルギーに、がむしゃらに活動している方へ

生徒さんからバンド活動について相談をもらうことがあります。

お金も時間もかけて必死に頑張っているにも関わらず、思うように集客ができなかったり、その上ライブハウスのスタッフの方や関係者から厳しい意見を頂いて右も左もわからなくなっている方は、僕の生徒さんに限らず多くいるのではないでしょうか。

時には耳が痛い話もあるし、理不尽な事を言われる事だってあるだろうし、プライドを深く傷付けられて許せないと感じる事もあります。

ただ周りからの助言や注意は、耳が痛い話でも「気付き」のきっかけになるので、

「もっと集客出来るようにはどうすればいいだろう」

「もっとお客さんに喜んでもらえるようにするにはどうすればいいだろう」

など疑問を持って考えるきっかけになります。

僕は30歳をこえて、どこかに雇われるでもなく自分で仕事をやっていると言う事もあり、周りから口うるさく言われる事も叱られる事も全くと言っていいほど無くなりました。

毎日ストレスを感じずに生きていれているのでとても幸せではありますが、自分の演奏に関しても、講師の仕事に関しても、また生き方に関して、誰からも叱られる事がないと言うのは正直怖いと感じる事があります。

何故なら、誰にも叱られない分、自分の成長のきっかけを逃している事になるし「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」だから、どんなに発信しても興味が無ければ無視されるだけで自分が間違っているかどうかは誰も教えてくれません。

だからこそ勉強をし続けたり、色んな事に挑戦して、その都度気付いて行かなければ生き残っていけないなと感じています。

気付きがなければ現状維持のままです。

明日も明後日も、来年も10年後も、今日と同じ毎日がやってくるだけです。

とはいえ、耳が痛い助言や注意は自分を否定されたような気持ちになって「許せない」と言う「怒り」の感情が出てくることもあります。

人が「怒り、恐怖、不安」を感じた時には「アドレナリン」脳内物質が出るそうです。

アドレナリンと言うのは強烈な記憶増強物質で、アドレナリンが出ていると猛烈に記憶に残るのだそうです。

ムカついて悔しいから誰かを見返したい、舐められたくないと言う気持ちになると、何度も怒りが込み上げてきて、その度にアドレナリンが出るので、また強く記憶に残り、忘れられなくなります。

悔しさや怒りをエネルギーに変えて目標に向かっていけるとよいのですが、それによってストレスを感じてしまうと悪い思考が生まれて判断力も低下します。

判断力が低下すれば仕事のパフォーマンスも低下するし、コミュニケーション能力も低下します。

笑顔も無くなるし、目つきも悪くなり、口調も悪くなります。

そんな冷静な判断が出来ない状態で、がむしゃらに活動してもうまくいかない事の方が多いです。

では怒りをなくす為にはどうしたら良いのでしょうか。

「怒り」に対する反対の脳内物質は「エンドルフィン」で、エンドルフィンは「感謝」した時に出るのだそうです。

耳が痛い話はすぐに受け入れる必要は無くても、時間が経って冷静になった時に、改めて考えるきっかけになり行動を変える事が出来ればいいんじゃないかなと思います。

今日聞いた話が「あの時言ってた事はこう言う事だったんだ」と1年後や5年後に理解出来ることだってあります。

だから「そう言う考えもあるね」とニュートラル(中立)になって「気付きのきっかけを与えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを持って相手を許すとエンドルフィンが出て怒りの感情が消えていくのだそうです。

実際、僕の場合はそう言った悔しさや誰かを見返したい、舐められたくないと言う気持ちでバンドをやっていた時は、全くうまくいかなかったです。

音楽は『競争』ではなく『表現』なので、○○に勝ちたい!とか○○を見返したい!と思いながら練習しても答えは見つからないし劣等感などの苦しさからは抜け出せませんでした。

それに「相手を見返す」とか「舐められないようにする」は相手を変えようとしている行為です。

人を変えるのは難しいし、人が自分をどう思うかまでコントロールするのは不可能です。

そんな不可能な事に体力も精神力も消費するだけで、生産性の無い日々を過ごしていたと思います。

だから僕は、自分に興味を持ってくれている人や、期待してくれている人の為に頑張ろうと思えるようになりました。

自分で決めた事に毎日一生懸命になって、自分に興味を持ってくれている人を楽しませることにエネルギーを使えるようになりました。

そうすると出会う人たちも変わっていったし、できる事も増えて、少しずつ結果を残せるようになってきました。

そして不思議な事に、いつの間にか自分が見返したい、舐められたくないと思っていた相手からも認めてもらえるようになっていたのです。

今になって冷静に分析してみると、妙なプライドがあったせいで視野が狭かったし、プライドを傷つけられたと感じれば過剰に反応して人の話も聞けなくなっていたように思います。

がむしゃらになって活動して行く中で、よくよく考えれば周りの人はずっと教えてくれていたにもかかわらず、妙なプライドがあったせいで、気付く事が出来なかったんだなと思いました。

もしも期待してくれている人がいるのならば、まずはその人達の期待に応えられるように工夫して、その輪を広げていけれたら良いのではないでしょうか。

耳が痛い話もあるし、理不尽な事もあるけど、自分たちの夢や目標が、その人達を見返すためだけのものにならない様にするべきだと思います。

ただ真面目な人ほど、助言や注意、批判、否定までも「自分の成長の為」と全て受け入れようとしてしまい、最終的に自信をなくしてしまいます。

でもそれはもしかしたら『自分を肯定する為に相手を否定する人』に捕まっているだけかもしれません。

インターネットやSNSでのアドバイス(ツイッターのエアリプも含む)、あまり信頼関係のないライブハウスなどの関係者、言動と行動が伴っていない同期や先輩などには注意が必要です。

当たり前のことですが「人によって言っている事は違う」ので、しっかりした目標がなければ簡単に流されてしまうし、自分を偉く見せたいだけのくだらない説教に付き合わされる事となってしまいます。

批判や否定をされた時、そのイライラしたり攻撃的になったり悲しんだり、なにかしらの「反応」するとこう言うタイプの人は嬉しいのでもっとしてくるようになります。

その怒りや悔しさをエネルギーにして行動出来れば良いのですが、落ち込んだり諦める判断をしているのはもったいな過ぎると言えます。

こう言うタイプの人でも「無関心」や「無視」をされると辛いです。

あなたからなんの反応も無ければ違う相手を探す事になるでしょう。

相手が何者でも関係なく、こう言うのは「スルー」する事が大切なのです。

見たくないもの、自分の感情を害するものをわざわざ自分から探しに行く必要はないです。

「気にしない技術」も合わせてスキルアップしていきましょう。

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