練習を楽しくするにはどうすれば良いですか?

この前小3の生徒さんから「練習を楽しくするにはどうすれば良いですか?」と質問がありました。

挨拶して二言目に言われたのでドラムは好きだけど楽しく練習できない事に相当悩んでいたんだろうと思います。

僕の生徒さんには基礎練習が大嫌いで練習を始めるとうなだれてしまう生徒さんと、基礎練習が大好きで何時間でもやれちゃう生徒さんがいます。

両者ともドラムが好きな事には変わりないし「練習すれば上達する」と思っています。

僕はどちらかと言うと基礎練習大好き人間で、ルーディメンツなどの基礎練習は一旦始めると時間を忘れて没頭してしまいます。

なぜ練習が嫌いな人と大好きな人がいるのでしょうか。

その決定的な違いはなんでしょうか。

それは、基礎練習(勉強)が嫌いな方は「がまん」や「忍耐」の先に成長や上達があると考えていて、基礎練習(勉強)が大好きな人は「楽しさ」の先に成長や上達があると考えているように思います。

つまり基礎練習が嫌いな方は「全然楽しく無いけど上達する為にやらなければならない!」と考えていると言うことです。

特にドラムの練習は、同じ事をくりかえし練習する事が多いので「がまんして練習する」と言うイメージが強いのかもしれません。

相談してきてくれた僕の生徒さんは、そもそも今練習していることが、いったい何の役に立つのかわからないまま練習しているように見えました。

つまり、多少なりとも「やらされ感」があり、本当は曲を楽しくやりたいのに意味のわからない基礎練習を我慢してやっている状態だということです。

残念ながら練習や勉強は「作業」ではないので、本当に役に立つ練習方法だったとしても、つらい気持ちを我慢しながら時間が過ぎるのを待つかのように練習をしてもその効果は出にくいです。

つまり、つらいと感じながら我慢して無理矢理6時間練習しても、30分の練習の効果しか出ないと言うことです。

一方で心の底から楽しんで集中して練習すれば、30分の練習でも6時間したような効果が出ます。

例えば2人に同じ練習時間、同じ練習メニューを与えても上達に差が出るのはその為です。

練習や勉強の目的は出来ないことを出来るようにしたり、分からないことを分かるようにしたり、これまでになかった感覚を掴むことに意味があります。

つまり自分の中の小さな変化に気づいてあげる事が上達に繋がるのです。

上達に欠かせない特効薬は「自分の成長を楽しむ事」で、心の底から楽しい感じると時間を忘れて集中できます。

「時間×集中度=上達」と言う方程式となるのではないでしょうか。

プロの方の中には『自分は練習が嫌いなので全く練習してこなかった』と言う方がいます。

あなたの周りの上手な方にも、1日何時間も練習しまくっていると思いきや『練習は全くしていない』と言っている方もいると思います。

「本人が謙遜しているだけで、本当は1日何時間も練習しているに違いない!」

と思いたくなりますが、それは謙遜ではなく「本音」なのです。

僕はドラム講師ですが、ドラム講師になる為に辛い練習を乗り越えてきて血の滲むような努力をしてきた…と言う事は一切ありません。

むしろ僕はドラムが大好きで、ドラムを叩くのが楽しくて仕方がないので「面白い」「楽しい」と言う気持ちで練習したり、ドラムの事を調べたりした結果ドラム講師になりました。

そして今でも叩く事、勉強すること、練習する事が大好きで楽しくて仕方ありません。

なので「苦労した」と言う感覚はまったくないのです。

上達する人の共通点は「心の底から楽しんでいる」と言うことです。

必死になったり、無理なく、やらされ感があるわけでもなく、ドラムをまるでオモチャやゲームの様に楽しんで叩いています。

辛いイメージや、我慢するイメージの「練習」だと思っていないと言うことだと思います。

では楽しんで練習するためにはどうしたらよいでしょうか。

よく生徒さんのお母さんから「ウチの子は家では全く練習をせず曲に合わせて好き勝手叩いてますがいいですか?」と質問をいただきます。

それに対して僕は「それでいいです!どんどんやってください!」と答えてます。

僕は『練習しなさい!』と家でルーディメンツなどの基礎練習を「無理矢理」やるより、ドラムを好きなように叩いて没頭している方が遥かに上達すると考えています。

つまり必死になりすぎたり、無理したり、わけもわからずやったり、やらされ感があると楽しく練習出来ません。

もちろん自分と他人を比較してもです。

自発的に集中して没頭しているなら、本人の中で小さな感覚の変化がたくさんあるはずです。

周りから見れば遊んでいるように適当に叩いていたとしても、本人なりに曲を理解しようとしていたり、「ここをこうした方がかっこいいな」と感じています。

一見まったく関係ない事をやっているように見えても、いつか点と点を結ぶように全てが繋がり、自分に足りないものが見えてきます。

そこで改めて基礎に戻れば、これまで見えてこなかった事が見えて一気に上達する事もあります。

あともう一つ、楽しむ為に大切な事があります。

それは「目標を作ってチャレンジする」と言う事です。

ある曲を叩けるようにする。誰よりも速く叩けるようにする。バンドを組んでライブをする。セッションに参加する。など目標はなんでも良いですが、「人前で演奏する」事を目標にした方が緊張感も相まって上達につながります。

目標を作ってチャレンジすれば、どんな結果であれ必ず自己成長を感じれます。

チャレンジして良い結果が出れば周りに認められますし、褒められます。

自分の事を認めてくれて、褒めてくれて、または感謝されて気分が悪くなる人はいません。

誰でも嬉しいです。

もっと認められるように頑張ろうと思えるのです。

僕のドラムスクールでは、年に一回発表会を開催しています。

どんなに練習しなくて、レッスンでもふざけてしまう子でも「発表会に出演してみんなの前で演奏する」と言う目標を作れば、必ず練習するようになりますし、必ず上達します。

そして発表会が終わった後は、次の目標に向けて「自発的」に頑張るようになります。

だから僕は「この子は練習しないから無理」とは絶対に決めずに、目標を決め、それに向かっていく過程で、どんな子でも成長出来る事がわかっているので発表会に出演してもらいます。

「練習しなさい!」「勉強しなさい!」と言っても絶対にしないし、無理矢理しても身になりません。

大人でも『これから毎日、自己成長の為に読書しなさい!』と言われても、SNSをだらだら見たり、スマホゲームやおもしろ動画に時間を費やしてしまう人がほとんどです。

上達の特効薬は「楽しむ事」。

そして練習して上手くなってから目標を作るんじゃなくて、目標を作るから練習して上手くなるのです。

つまり楽しむ為には「目標を作って楽しみながらチャレンジする事」が大切になってくるのではないでしょうか。

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