本番で緊張しない方法。

人前で話す時、人前で演奏する時など、緊張してしまう人は多いかと思います。

僕もどちらかと言えば、緊張しやすい方です。

大事な場面で緊張してしまうと、自分はなんてメンタルが弱いんだ…と、自分にガッカリしてしまう事もあるかと思います。

しかし、あるアンケート調査によると、「人前でスピーチをする時は緊張しますか?」との問いに対して、95%の人が「緊張する」と答えたそうです。

つまり、緊張する方が当たり前。

緊張しない5%の人の方は、変わっていると言う事です。

また、良いパフォーマンスをする為には「適度な緊張」がとても大事です。

なぜなら、緊張している状態とは動物の本能的に戦闘モードになっている状態だと言われているからです。

緊張する事によってノルアドレナリンが分泌されて、積極性、集中力、記憶力を高めてくれるそうです。

逆に全く緊張していない状態は「リラックスしすぎ」なので力を発揮する事が出来ません。

とは言え、緊張により手が震えて膝が震えて、口が渇いて頭が真っ白なり、何も考えられなくなるような「緊張し過ぎている状態」では良いパフォーマンスが出来なくなります。

緊張した時には「人」と言う漢字を掌に書いて呑むと緊張が和らぐと言われていますが、そんな事は緊張している時にしかしません。

冷静を保とうとすればするほど緊張が抑えられなくなるものです。

僕の人生で初めてバンドを組んでライブをしたのが中学2年生の時でしたが、緊張のあまり1曲目で頭が真っ白になり、カウントを入れる事が出来なかった事がありました。

また大勢の前で話す機会があった時も、緊張で頭が真っ白になり、唇が震えて20秒ほど黙り込んでしまった事もあります。

今思い出しても冷や汗が出るくらいの出来事でした。

なぜ人は緊張してしまうのでしょうか。

原因の1つとして、未知のことや予測がつかない事に対する不安感からあがってしまいます。

とんでもなく緊張する場面があったとしても、それを乗り越えて振り返った時には「なんでこれしきの事にあんなに緊張していたんだろう」と思えることがあります。

なぜ安堵するのかと言うと、正体がわかったからです。

ということは、未知な事でもぼんやり見えたり、予測がつくくらいには調べたり練習したりする事が緊張を和らげることに繋がるのです。

つまり「適度な緊張」の戦闘モードで本番を迎える為には「圧倒的な準備」が必要だと言えます。

僕の場合はどうしているかと言うと、サポートでライブ出演する時は、まず曲を覚える為に楽譜を書きます。

楽譜を書く事によって、5分の曲でも1時間〜3時間くらいは1曲に対してじっくり向き合うことができるからです。

楽譜を見ながら曲を叩けるようになれば、次は楽譜を見ずに叩けるようにします。

楽譜を見ずに叩けるようになったら次はメトロームを鳴らし、頭の中で曲をイメージしながら叩けるようにします。

それが出来るようになったらパフォーマンスの(見せる)練習をします。

これらは全て動画を撮ってチェックし、自分の中でこれはいける!と思えるまで身体に入れて、そこで初めてスタジオ練習、みんなで合わせます。

みんなで合わせた時に、他のパートの方のクセなど、新たに掴める感覚があるので、それをしっかり録音しておいて、そこからの個人練習では、録音したスタジオ音源に合わせて練習します。

出来るようになったらライブのセットリスト順に曲を並べ替えて、カウントの入れ方、煽りやパフォーマンスも含めて、ライブをしっかりイメージしながら練習します。

もちろん電車に乗っている時、お風呂に入っている時など、ドラムを叩いていない時もしっかりイメージトレーニングをしてライブをしている姿を、ありありとイメージ出来るようにします。

練習を録画したものを見返して、客観的にいける!と確信が持てるまで繰り返します。

僕はこのプロセスを経れば、自分の中で「これだけ練習したから大丈夫!あとは本番で楽しもう!」と本番を堂々と迎えることが出来ます。

実際にそうする事によって「良かった!」「次もよろしく!」と言ってもらえる確率も高くなりました。

これはレッスンの時でも一緒で、出来る限り準備していきます。

最近は1日平均8時間マンツーマンレッスンしていますが、人数が増えて忙しくなっても、ノープランでレッスンする事はありません。

曲をレッスンする時は、まず楽譜を書いてじっくり曲に向かい合って、しっかりと理解してから生徒さんに教えるようにしています。

僕は器用ではないので、そうでなければしっかり教えられないからです。

また、僕が人前でスピーチ(MC)をする時も、全て原稿を書くようにしています。

こちらも過去に恥ずかしい思いをしたので、アドリブで喋れないことは自分が一番よく知っているからです。

僕はスピーチ力は仕事力だと思っています。

ライブやMCなどでも、明らかにアドリブで喋っていて言いたいことがまとまってなかったり、しどろもどろになっていると、いくらキャリアがあっても「このバンドはまだまだ駆け出しのバンドで素人なんだな」「人を楽しませる為の準備を疎かにしているんだな」と言う印象を与えます。

たとえ仕事を一生懸命頑張っていたとしても、喋り方がしどろもどろだったりヘタクソだったら「この人、大丈夫か?」「この人は仕事が出来ない人だ」と言う印象を与えます。

僕はスピーチの練習でも、喋っている姿を録画して、客観的に自分を見るようにしています。

喋るスピード、声の高低、抑揚、テンポ、内容、目線、表情、仕草(手の動き、体の動き)などをチェックしながら何度も繰り返し練習します。

自分で聞いても恥ずかしくなく、飽きず、眠くならず、引き込まれる事を意識して、堂々と喋れるようになるまで練習します。

自分の結婚式の新郎の挨拶をした時も、全部で10分くらいのスピーチを1ヶ月くらいかけてじっくり練習して、これなら大丈夫!と確信を持って本番を迎えました。

僕は安定の無い「音楽」を仕事にしているので、将来の心配、お金の心配もされていて、正直あまり良い印象を持たれていなかったと思います。

だからこそ、結婚式の時は相手側の親族に安心してもらう為に、堂々と喋ってしっかりと自分の想いを伝える事が大切だと思っていました。

結婚式が終わった後、お義母さんに「亮太君はしっかりしているね」と言って頂けていた事を聞いた時は本当に嬉しかったです。

ドラムセミナーなどで2時間喋る時も、同じ様な手順で1人で通し稽古を5回は行います。

上記のプロセスを行う事で適度な緊張感で堂々と喋る事が出来ます。

演奏もスピーチも、中には全く準備せずとも、本番で凄い力を発揮する人もいるかもしれませんが、そんな人はとてつもなく場数を踏んでいて、知識も経験も豊富な人だと言えます。

僕の場合は過去に失敗をしている事もあり、自分の事はあまり信用していないので「ほんとにこれで大丈夫?」と何度も自問自答して、自分が納得出来るまでしっかりと準備します。

そうすると失敗したらどうしようと言う不安もなくなり、適度な緊張で本番を迎えられます。

過剰な緊張をせずに最高のパフォーマンスを発揮する為には、緊張する理由が1つも見つからない程の裏付けが必要なのです。

ですが、しっかり裏付けがとれるくらいまで準備しているのにもかかわらず、失敗してしまった!と言う時もあります。

そんな時どうすれば良いかと言うと、簡単です。

もっと準備すれば良いと言う事です。

つまり、準備が出来ていると「勘違い」していただけなので、準備が足りなかったと言えます。

ではどうすれば、「どのくらい準備をするべきなのか」がわかるのでしょうか。

それは「場数を踏む事」です。

いろんな事にどんどんチャレンジして、毎回しっかり準備するようにしておくと「準備の仕方」「準備の質」が上がります。

準備の仕方がわかれば、自分が良いパフォーマンスをする為のプロセスを無駄なく実行出来るようになるし、準備の質が上がれば短い時間でしっかり準備できるようになります。

「10回の練習より1回の本番」と言う人もいますが、演奏の技術が上がったりスピーチの技術が上がって成長するのは「練習(準備)している時」です。

練習で99回出来ても、出来なかった1回が出るのが本番です。

練習で成功していないのに、本番で成功させるなんて奇跡を願うようなものだし、それでたまたま上手くいったとしてもそれは単なる「まぐれ」なので、次もうまくいくとは限りません。

なんの準備もせずに本番を迎えても、それで成長する事なんてありえないのです。

そしてとことん準備が出来たならば「失敗してもいい」と思える事も大事です。

ドラムで言えば「スティックを落としたらどうしよう…」と考えると力が入ってうまく叩けられなくなります。

「スティックを落とした時はこう対処しよう」と代わりのスティックを用意しておいたり、片手でも叩けるようにしておくと、スティックを落としてはいけないと言う恐怖から解放されるので、リラックスして演奏できます。

もしも失敗したなら、それを糧に成長出来ればいいので失敗を恐れなくても構いません。

そして場数を踏んで沢山経験しておけば、「あの時に比べればまだ大した事ない」「失敗しても大した事にはならない。」と気楽に構えれるようになります。

また緊張しやすい人は『間違えたらどうしよう』『ヘタだと思われたらどうしよう』と「フォーミー」になっている可能性が高いです。

間違えないで最後まで演奏できたとしてもお客さんが楽しめてないのならば本末転倒なので『楽しませよう!』『満足してもらおう!』など「フォーユー」の視点に切り替えて見ましょう。

「緊張してきた…」はどこかマイナスなイメージがありますが、緊張は英語で「テンション」と言います。

『テンション上がってきた!』と思えば、プラスのイメージになって良いパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。

緊張は決して悪いことではありません。

しっかり準備出来れば適度な緊張は味方となって、最高のパフォーマンスが出来るのです。

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悔しさをエネルギーに、がむしゃらに活動している方へ

生徒さんからバンド活動について相談をもらうことがあります。

お金も時間もかけて必死に頑張っているにも関わらず、思うように集客ができなかったり、その上ライブハウスのスタッフの方や関係者から厳しい意見を頂いて右も左もわからなくなっている方は、僕の生徒さんに限らず多くいるのではないでしょうか。

時には耳が痛い話もあるし、理不尽な事を言われる事だってあるだろうし、プライドを深く傷付けられて許せないと感じる事もあります。

ただ周りからの助言や注意は、耳が痛い話でも「気付き」のきっかけになるので、

「もっと集客出来るようにはどうすればいいだろう」

「もっとお客さんに喜んでもらえるようにするにはどうすればいいだろう」

など疑問を持って考えるきっかけになります。

僕は30歳をこえて、どこかに雇われるでもなく自分で仕事をやっていると言う事もあり、周りから口うるさく言われる事も叱られる事も全くと言っていいほど無くなりました。

毎日ストレスを感じずに生きていれているのでとても幸せではありますが、自分の演奏に関しても、講師の仕事に関しても、また生き方に関して、誰からも叱られる事がないと言うのは正直怖いと感じる事があります。

何故なら、誰にも叱られない分、自分の成長のきっかけを逃している事になるし「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」だから、どんなに発信しても興味が無ければ無視されるだけで自分が間違っているかどうかは誰も教えてくれません。

だからこそ勉強をし続けたり、色んな事に挑戦して、その都度気付いて行かなければ生き残っていけないなと感じています。

気付きがなければ現状維持のままです。

明日も明後日も、来年も10年後も、今日と同じ毎日がやってくるだけです。

とはいえ、耳が痛い助言や注意は自分を否定されたような気持ちになって「許せない」と言う「怒り」の感情が出てくることもあります。

人が「怒り、恐怖、不安」を感じた時には「アドレナリン」脳内物質が出るそうです。

アドレナリンと言うのは強烈な記憶増強物質で、アドレナリンが出ていると猛烈に記憶に残るのだそうです。

ムカついて悔しいから誰かを見返したい、舐められたくないと言う気持ちになると、何度も怒りが込み上げてきて、その度にアドレナリンが出るので、また強く記憶に残り、忘れられなくなります。

悔しさや怒りをエネルギーに変えて目標に向かっていけるとよいのですが、それによってストレスを感じてしまうと悪い思考が生まれて判断力も低下します。

判断力が低下すれば仕事のパフォーマンスも低下するし、コミュニケーション能力も低下します。

笑顔も無くなるし、目つきも悪くなり、口調も悪くなります。

そんな冷静な判断が出来ない状態で、がむしゃらに活動してもうまくいかない事の方が多いです。

では怒りをなくす為にはどうしたら良いのでしょうか。

「怒り」に対する反対の脳内物質は「エンドルフィン」で、エンドルフィンは「感謝」した時に出るのだそうです。

耳が痛い話はすぐに受け入れる必要は無くても、時間が経って冷静になった時に、改めて考えるきっかけになり行動を変える事が出来ればいいんじゃないかなと思います。

今日聞いた話が「あの時言ってた事はこう言う事だったんだ」と1年後や5年後に理解出来ることだってあります。

だから「そう言う考えもあるね」とニュートラル(中立)になって「気付きのきっかけを与えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを持って相手を許すとエンドルフィンが出て怒りの感情が消えていくのだそうです。

実際、僕の場合はそう言った悔しさや誰かを見返したい、舐められたくないと言う気持ちでバンドをやっていた時は、全くうまくいかなかったです。

音楽は『競争』ではなく『表現』なので、○○に勝ちたい!とか○○を見返したい!と思いながら練習しても答えは見つからないし劣等感などの苦しさからは抜け出せませんでした。

それに「相手を見返す」とか「舐められないようにする」は相手を変えようとしている行為です。

人を変えるのは難しいし、人が自分をどう思うかまでコントロールするのは不可能です。

そんな不可能な事に体力も精神力も消費するだけで、生産性の無い日々を過ごしていたと思います。

だから僕は、自分に興味を持ってくれている人や、期待してくれている人の為に頑張ろうと思えるようになりました。

自分で決めた事に毎日一生懸命になって、自分に興味を持ってくれている人を楽しませることにエネルギーを使えるようになりました。

そうすると出会う人たちも変わっていったし、できる事も増えて、少しずつ結果を残せるようになってきました。

そして不思議な事に、いつの間にか自分が見返したい、舐められたくないと思っていた相手からも認めてもらえるようになっていたのです。

今になって冷静に分析してみると、妙なプライドがあったせいで視野が狭かったし、プライドを傷つけられたと感じれば過剰に反応して人の話も聞けなくなっていたように思います。

がむしゃらになって活動して行く中で、よくよく考えれば周りの人はずっと教えてくれていたにもかかわらず、妙なプライドがあったせいで、気付く事が出来なかったんだなと思いました。

もしも期待してくれている人がいるのならば、まずはその人達の期待に応えられるように工夫して、その輪を広げていけれたら良いのではないでしょうか。

耳が痛い話もあるし、理不尽な事もあるけど、自分たちの夢や目標が、その人達を見返すためだけのものにならない様にするべきだと思います。

ただ真面目な人ほど、助言や注意、批判、否定までも「自分の成長の為」と全て受け入れようとしてしまい、最終的に自信をなくしてしまいます。

でもそれはもしかしたら『自分を肯定する為に相手を否定する人』に捕まっているだけかもしれません。

インターネットやSNSでのアドバイス(ツイッターのエアリプも含む)、あまり信頼関係のないライブハウスなどの関係者、言動と行動が伴っていない同期や先輩などには注意が必要です。

当たり前のことですが「人によって言っている事は違う」ので、しっかりした目標がなければ簡単に流されてしまうし、自分を偉く見せたいだけのくだらない説教に付き合わされる事となってしまいます。

批判や否定をされた時、そのイライラしたり攻撃的になったり悲しんだり、なにかしらの「反応」するとこう言うタイプの人は嬉しいのでもっとしてくるようになります。

その怒りや悔しさをエネルギーにして行動出来れば良いのですが、落ち込んだり諦める判断をしているのはもったいな過ぎると言えます。

こう言うタイプの人でも「無関心」や「無視」をされると辛いです。

あなたからなんの反応も無ければ違う相手を探す事になるでしょう。

相手が何者でも関係なく、こう言うのは「スルー」する事が大切なのです。

見たくないもの、自分の感情を害するものをわざわざ自分から探しに行く必要はないです。

「気にしない技術」も合わせてスキルアップしていきましょう。

上達しやすい人の「アウトプット術」

上達しやすい人と、しにくい人との違いの1つに「目的がはっきりしているかどうか」というのがあります。

上達しやすい人は、練習するときに目指すべき感覚が見えてるし、練習して習得すれば、どんな事が出来るかがはっきり見えています。

練習して得たことを「曲に使おう」「ライブで使おう」「次の動画で使おう」「次のレッスンで使おう」と考えながら練習しているのです。

つまり、上達の為には「アウトプットを前提としたインプット」が効果的です。

ここで言うアウトプットとは【実践】です。

バンド練習のため、ライブするため、動画配信するため、SNSやブログに書く為、誰かに教える為などを前提に勉強や練習をして実践する事で、とても効率良く技術や知識を身に付けることが出来ます。

『練習なんか隠れてやれ!』とSNSに演奏動画を載せる事に批判する人もいますが、動画を公開する事は人に見られる事を前提にしているので、本当に自信の無いものはアップしないはずですし、その緊張感も相まってとても良いアウトプットとなるので、僕はむしろ「やらないなんてもったいない!全員がやるべき!」と思います。

叩いてみた動画などでも、より再生回数を伸そうと工夫したり、高評価を得るために演奏に磨きをかけたりする事はとても良い練習になりますし、とても良いアウトプットとなります。

プロの方の技術が高いのは人前で演奏する事を前提に練習しているからで、講師の知識が深いのも人に教える事を前提に勉強しているからといえます。

アマチュアの方でも高い技術を持つ方は、バンドを組んでいたり、セッションに積極的に参加していることも多く、人前で演奏する機会を設けている事が多いです。

アウトプットは、1人で行うよりも人に見られる事を前提に行うと緊張感も高まり感情も動きやすいので、バンド練習をする、ライブをする、セッションをする、動画を投稿する、などがよいアウトプットとなるのではないでしょうか。

しかし、ライブやセッションをたくさんしてアウトプットしているけど、技術が上がらない!と悩む人がいるのはなぜでしょう。

それは情報が足りていない状態、すなわち「インプット不足」と言えます。

たくさん情報を得ているはずなのにインプット不足になっているのです。

多くの人はより良い練習を求め、教則本を購入したり沢山の動画を観て上達しようとしている事だと思います。

しかし、いくら教則本を読んでもレッスン動画を観ても、実践しなければ時間とお金の無駄になってしまいます。

実際のレッスンでもフレーズの作り方を教えたりもするし、僕のレッスン動画でもフィルのアイデアを紹介したり、書店に行くと『すぐに使えるフレーズ集400』みたいな教則本も売られています。

フィルは「技」であるけどそれはあくまで音楽の中で存在するし、どの状況でなら合うのか、もしくは使わない方が良いのか、適材適所をわかっていないとフィルをたくさん練習しても実際の現場では残念ながら使い物にならない場合がほとんどです。

人の脳は「重要なこと」だけ記憶する、「重要でない事は全て忘れる」ようにできているのだそうです。

脳が重要であると判断する基準は「何度も使用される」か「感情が動いたか」です。

つまり普段動画などをたくさん観て「インプット」をしているつもりでも、何度も繰り返し使わなければ重要じゃないものとして忘れて行きます。

どんどん実践して「アウトプット」しないと自分の引き出しとして使えないのです。

では必要な情報をしっかりインプットするにはどうすればよいでしょうか。

それは疑問を持つことです。

出来るだけ細かい疑問を持てると良いでしょう。

「どうすればこの曲を叩けるだろう」

「どうすれば速く叩けるだろう」

「どうすれば楽に叩けるだろう」

「どうすれば大きな音が出せるだろう」

「どうすれば小さな音が出せるだろう」

「どうすればグルーヴが出るのだろう」

「どうすれば指がうまく使えるだろう」

「どうすれば足がもっと動くようになるだろう」

「どうすればうまく弾ませる事が出来るだろ」

「どうすればこの人のようなドラムが叩けるだろう」

1番最初に『疑問』があってそれを解決するための『方法』を模索するのが自然な流れとなります。

1番良くないのは、レッスン動画を次から次へとナナメ視聴し、勉強したつもりになることです。

数年前と違い、人の時間感覚は短くなってきて、信号待ちの時など、ちょっとした隙間時間をもスマホで埋めようとする時代です。

数年前ならYouTubeで10分〜20分のレッスン動画をじっくり観て練習をしていた人が、今はそんな長い動画をじっくり観れなくなってきています。

今はTwitterやInstagramで30秒から1分の動画を次から次へと観ていきます。

一見いろんな情報を素早く取り入れているように思いますが、情報が入り過ぎているので脳が「必要のない情報」だと判断してすぐに捨ててしまっているのです。

昨日見た動画をありありと思い出せる人は少ないでしょう。

目的地がないまま電車に乗る人はいません。

まずは目的をしっかり持ち、疑問や問題解決に必要な「インプット」をしっかり取り込んで、解決出来るように実践し「アウトプット」して上達していきましょう!

練習を楽しくするにはどうすれば良いですか?

この前小3の生徒さんから「練習を楽しくするにはどうすれば良いですか?」と質問がありました。

挨拶して二言目に言われたのでドラムは好きだけど楽しく練習できない事に相当悩んでいたんだろうと思います。

僕の生徒さんには基礎練習が大嫌いで練習を始めるとうなだれてしまう生徒さんと、基礎練習が大好きで何時間でもやれちゃう生徒さんがいます。

両者ともドラムが好きな事には変わりないし「練習すれば上達する」と思っています。

僕はどちらかと言うと基礎練習大好き人間で、ルーディメンツなどの基礎練習は一旦始めると時間を忘れて没頭してしまいます。

なぜ練習が嫌いな人と大好きな人がいるのでしょうか。

その決定的な違いはなんでしょうか。

それは、基礎練習(勉強)が嫌いな方は「がまん」や「忍耐」の先に成長や上達があると考えていて、基礎練習(勉強)が大好きな人は「楽しさ」の先に成長や上達があると考えているように思います。

つまり基礎練習が嫌いな方は「全然楽しく無いけど上達する為にやらなければならない!」と考えていると言うことです。

特にドラムの練習は、同じ事をくりかえし練習する事が多いので「がまんして練習する」と言うイメージが強いのかもしれません。

相談してきてくれた僕の生徒さんは、そもそも今練習していることが、いったい何の役に立つのかわからないまま練習しているように見えました。

つまり、多少なりとも「やらされ感」があり、本当は曲を楽しくやりたいのに意味のわからない基礎練習を我慢してやっている状態だということです。

残念ながら練習や勉強は「作業」ではないので、本当に役に立つ練習方法だったとしても、つらい気持ちを我慢しながら時間が過ぎるのを待つかのように練習をしてもその効果は出にくいです。

つまり、つらいと感じながら我慢して無理矢理6時間練習しても、30分の練習の効果しか出ないと言うことです。

一方で心の底から楽しんで集中して練習すれば、30分の練習でも6時間したような効果が出ます。

例えば2人に同じ練習時間、同じ練習メニューを与えても上達に差が出るのはその為です。

練習や勉強の目的は出来ないことを出来るようにしたり、分からないことを分かるようにしたり、これまでになかった感覚を掴むことに意味があります。

つまり自分の中の小さな変化に気づいてあげる事が上達に繋がるのです。

上達に欠かせない特効薬は「自分の成長を楽しむ事」で、心の底から楽しい感じると時間を忘れて集中できます。

「時間×集中度=上達」と言う方程式となるのではないでしょうか。

プロの方の中には『自分は練習が嫌いなので全く練習してこなかった』と言う方がいます。

あなたの周りの上手な方にも、1日何時間も練習しまくっていると思いきや『練習は全くしていない』と言っている方もいると思います。

「本人が謙遜しているだけで、本当は1日何時間も練習しているに違いない!」

と思いたくなりますが、それは謙遜ではなく「本音」なのです。

僕はドラム講師ですが、ドラム講師になる為に辛い練習を乗り越えてきて血の滲むような努力をしてきた…と言う事は一切ありません。

むしろ僕はドラムが大好きで、ドラムを叩くのが楽しくて仕方がないので「面白い」「楽しい」と言う気持ちで練習したり、ドラムの事を調べたりした結果ドラム講師になりました。

そして今でも叩く事、勉強すること、練習する事が大好きで楽しくて仕方ありません。

なので「苦労した」と言う感覚はまったくないのです。

上達する人の共通点は「心の底から楽しんでいる」と言うことです。

必死になったり、無理なく、やらされ感があるわけでもなく、ドラムをまるでオモチャやゲームの様に楽しんで叩いています。

辛いイメージや、我慢するイメージの「練習」だと思っていないと言うことだと思います。

では楽しんで練習するためにはどうしたらよいでしょうか。

よく生徒さんのお母さんから「ウチの子は家では全く練習をせず曲に合わせて好き勝手叩いてますがいいですか?」と質問をいただきます。

それに対して僕は「それでいいです!どんどんやってください!」と答えてます。

僕は『練習しなさい!』と家でルーディメンツなどの基礎練習を「無理矢理」やるより、ドラムを好きなように叩いて没頭している方が遥かに上達すると考えています。

つまり必死になりすぎたり、無理したり、わけもわからずやったり、やらされ感があると楽しく練習出来ません。

もちろん自分と他人を比較してもです。

自発的に集中して没頭しているなら、本人の中で小さな感覚の変化がたくさんあるはずです。

周りから見れば遊んでいるように適当に叩いていたとしても、本人なりに曲を理解しようとしていたり、「ここをこうした方がかっこいいな」と感じています。

一見まったく関係ない事をやっているように見えても、いつか点と点を結ぶように全てが繋がり、自分に足りないものが見えてきます。

そこで改めて基礎に戻れば、これまで見えてこなかった事が見えて一気に上達する事もあります。

あともう一つ、楽しむ為に大切な事があります。

それは「目標を作ってチャレンジする」と言う事です。

ある曲を叩けるようにする。誰よりも速く叩けるようにする。バンドを組んでライブをする。セッションに参加する。など目標はなんでも良いですが、「人前で演奏する」事を目標にした方が緊張感も相まって上達につながります。

目標を作ってチャレンジすれば、どんな結果であれ必ず自己成長を感じれます。

チャレンジして良い結果が出れば周りに認められますし、褒められます。

自分の事を認めてくれて、褒めてくれて、または感謝されて気分が悪くなる人はいません。

誰でも嬉しいです。

もっと認められるように頑張ろうと思えるのです。

僕のドラムスクールでは、年に一回発表会を開催しています。

どんなに練習しなくて、レッスンでもふざけてしまう子でも「発表会に出演してみんなの前で演奏する」と言う目標を作れば、必ず練習するようになりますし、必ず上達します。

そして発表会が終わった後は、次の目標に向けて「自発的」に頑張るようになります。

だから僕は「この子は練習しないから無理」とは絶対に決めずに、目標を決め、それに向かっていく過程で、どんな子でも成長出来る事がわかっているので発表会に出演してもらいます。

「練習しなさい!」「勉強しなさい!」と言っても絶対にしないし、無理矢理しても身になりません。

大人でも『これから毎日、自己成長の為に読書しなさい!』と言われても、SNSをだらだら見たり、スマホゲームやおもしろ動画に時間を費やしてしまう人がほとんどです。

上達の特効薬は「楽しむ事」。

そして練習して上手くなってから目標を作るんじゃなくて、目標を作るから練習して上手くなるのです。

つまり楽しむ為には「目標を作って楽しみながらチャレンジする事」が大切になってくるのではないでしょうか。

言いたい事が言えなくて悩んでいる方へ

仕事でもプライベートでも日常生活においてやりたくない事をやったり、居たくない人といる時間は本当に辛いです。

でも「言いたい事を言えない」と言う性格から本心では無いにも関わらず、やりたくない事に時間を費やしたり、居たくない人と時間過ごしたりしてしまいます。

以前、生徒さんから相談を受けました。

バンドの誘いを受けてしまって、あまり乗り気では無い上に今就職活動で忙しい中、断る事が出来ずやる事になってしまった。

相手の残念そうな顔やイライラしてる表情など顔色を気にしてしまい自分の思っている事が言えない…という事でした。

その時は「決まってしまったものは仕方ないので時間が過ぎるのを待てばいい」と考えてしますが、言いたいことを言って自分の意思を伝えないと、たとえその時間が過ぎても、また新たにやりたくない事をやるハメになったり居たくない人と居なければならない状況が来ます。

1つのことを「我慢する」事でやりすごしたとしても、また我慢しなければならない状況がきます。

つまり「根本」を変えないとその負のループから抜け出す事は出来ません。

そもそも、何故「言いたい事を言えない」と言う状況になるのでしょうか。

・言いたい事を言う事で嫌われてしまうかもしれない。空気が読めないヤツ、変なヤツだと思われるかもしれない。

・言いたい事を言う事で傷つけてしまうかもしれない。悲しませてしまうかもしれない。人間関係が壊れてしまうかもしれない。

・言いたい事を言う事で争いが始まるかもしれない。相手を怒らせてしまうかもしれない。

こう言うトラブルを回避するために『言いたい事を言わない』ようにしている人はいると思います。

「言いたい事を言わない」事は相手に気を使い相手を思いやっているように見えますが、実際はそうではなく自分の気持ちに嘘をついて、相手にも嘘をついている状態なのです。

つまり楽しいフリをしたり、やる気のあるフリをする事は自分にとっても相手にとっても何も良い事は無いと言う事です。

それは相手と向き合う事から逃げてしまっている状態とも言えると思います。

またあなたの周りの自己中心的な人はそんな「言いたいことを言えない人」を見つけるのが得意なので、ちゃんと自分の意思をハッキリ伝えないと見事に利用されてしまいます。

あなたが「断る!」と決めていても自己中心的な人に言いくるめられたり納得させられてしまいます。

そもそも言いたい事を言葉にして言えるようにする目的は、相手を言い負かして自分が優位に立つことでもなければ、相手を自分の思い通りに動かそうと言う事では無いです。

自分の思っている通りの人生を送る為に、思っている事を言葉にして伝えたり、思っている事を実行したりするのです。

でもそれが分かっているハズなのに、何で「言いたい事が言えない」のでしょうか。

本当の問題は、「言いたい事を言わないようにしている」のではなく、「言いたい事があるけど、なんて言ったら良いのかわからない」にあると思います。

つまり思っている事や考えてる事を言葉にする事が出来ない。』と言うことです。

モヤモヤしている事や、心で思っている事を言葉にすることも文章に書いて伝える事も出来ないので、もちろん話をして伝える事も出来ない。

つまり自分で何を思っているかすらも理解できていない状態なのではないでしょうか。

自分がどんな事に感動するのか、何が好きか、どんなことで悲しむか、喜ぶか、怒るか、漠然としていませんか?

本当に自分の事をよく知っていますか?

そしてこれを気付いたからと言って、じゃあ今から言葉にしていこう!と決心してもすぐには上手くいきません。

頭で考えていたり心で思っている事を言葉にするには練習が必要なのです。

ではどんな練習が必要なのか。

自分の食べたいもの、行きたいところを言葉にして言って、実際に行動に移してみる所から始めてみてはどうでしょうか。

「このランチを食べたい」「ここに行きたい」などを自分の意思で判断するという事です。

凄く些細な事ですが、言いたいことが言えない方はこの決定すらも他人に委ねているように思います。

つまり「どちらでも良い」「何でも良い」を極力無くす事が大切です。

この自分の意思を他人に委ねるクセが、やりたくないバンドをやったり、やりたくない仕事をやったり、遊びたくない人と遊んだり、付き合いたくない人と付き合ったりする事になってしまいます。

ちゃんと自分の欲求が通れば「こう言えば相手に伝わる」と言う自分の経験になります。

そしてそれを普段からクセ付けておくようにしましょう。

そこから少しずつ自分の意思を通す練習を積み重ねて行くと、自分の気持ちが向かないものは自分の意思でちゃんと断れるようになるし、自分の思っている事がちゃんと言えて自分の本当にやりたい事が出来るようになるのではないでしょうか。

とは言え普段自分が何を思っているのかわからなくて「とっさに言いたい事が言えない」事もあります。

そんな時どうすれば良いか。

それは普段から頭の中や心の中にあるものを見えるようにしておけば言えるようになります。

つまり思い付く事は何でも「書き出す」ということです。

僕は普段から頭に浮かぶ雑念(単語も)は極力iPhoneのメモに残しておくようにする事にしています。

普段のやりたい事や、やらなければならない事、考えている事、思っている事、自分の中の信念や、パッと閃いたアイデアなど頭の中にあるものを思いつけば忘れない内にすぐに書いて「見える化」しています。

そして断片的な思考を繋いで形に出来るようになったらTwitterに書き込んでみたり、最近ではブログにしてみてます。

とにかく実体の無い思考を形にするクセをつけています。

Twitterは140文字しか投稿出来ないので、その文字数の中で考えている事を表現するにはかなりの技術がいる事もわかったし、こう言うブログにまとめるのも筋書きが必要となるので考えている事を言葉にするとてもよい練習になります。

インターネットに投稿すれば自分の考えに対してダイレクトに反応がくるし、いいねやコメントがつけば何度も自分の書いたものを見返す事になるのでより明確に自分の思っている事を引き出せるようになります。

「言いたいことを言う」本当の目的は相手を変える為ではないです。

自分を変える為です。

今後、ずっと言いたい事が言えなくて、やりたいことが出来なくて、気を使い続けて時間もお金も無駄にしてしまう辛さに比べたら、言いたいことをちゃんと言う一瞬の痛みなんか全然大したことではないです。

自分の意思決定を相手に委ねず、ちゃんと言いたいことを言うことで自分の思っている通りの人生になります。

でも急に変わる事は難しいし練習が必要なので、普段から意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。

好きな事を仕事にすると言う事

僕は今本当にありがたい事にドラムを仕事にし好きな事で生きてく事が出来ています。

でもそれは特別な事ではなく、むしろ自分の好きな事を仕事にする事が人のあるべき働き方なのかなと思います。

僕の若い生徒さんの中にも、ドラマーやバンドをして音楽の道を進んで行くのか、就職して安定した仕事につくのか、好きな事で生きていくのか0か100の「二択」に迫られている人がいます。

つまりやりたい事を仕事にするのであればその収入の比率を100%やりたい事で稼がなければならないと思い、それが出来ないのならやりたい事や好きな事は「趣味」でやるものだと思い込んでいるように思います。

もちろんやりたい事でいきなり生活する事は不可能なので両親や先生を納得させるのは難しいし、就職して安定する事を選択するのではないでしょうか。

そして時間が経って年を重ねるごとにやりたくない事で忙しくなってしまい、残念ながら夢を諦めてしまう人いると思います。

僕にはカメラマンの友達がいるのですが、その人は就職し別の仕事をしながらカメラマンの仕事やっています。

その友達は今現在「カメラで生活する」事は出来ていないけど、カメラで「お金を稼ぐ」事は出来ています。

お金を貰って仕事として責任を持ちながら技術や知識を磨き人脈を増やして、ゆくゆくは今の仕事を辞めカメラマンとして独立すると決めているそうです。

やりたい事の収入の比率が今は10%だとしても、ちゃんと勉強をし続けて自分のブランドを確立して少しずつ積み重ねていけば100%となる可能性が十分にあります。

つまり500円でも10000円でも依頼してくれた人が満足してその対価としてお金を払ってくれたのなら十分仕事として成り立ってるし、その満足してくれる人数や価値を上げていければ年齢関係なく好きな事を仕事にしていけるのではないでしょうか。

「音楽で食べて行くのは無理。。」

「お金を取るような技術じゃない。。」

他人がなんと言おうと、自分はダメだ、自分には出来ないと最終的に決定してるのは『自分』なので、

「音楽で生きていくためにはどうすればいいだろう」

「お金を貰うにはどうすればいいだろう」

と常に考えることが行動に繋がっていきます。

僕はドラム講師なのですが、もちろん始めからドラム講師やドラムの演奏で生活費や食費を稼いでいたわけもなく、他の仕事をしながら少しずつその比率を大きくしたと言う感じです。

ドラム教室や先生は全国にたくさんいるし、僕より技術や知識も経験も豊富な先生はたくさんいらっしゃいます。

つまり凄いライバルがたくさんいます。

そこで大事なのはその他の先生を追い越す事や、負けないようにする事ではなく、森谷先生から教わりたい!と思ってもらえることだったり、この人の叩くドラムは信頼できる!同じ情報でもこの人の言う事なら全面的に信頼ができる!と言った【自分のブランドを確立する】事が大切になってくると思いました。

ではどうすれば自分のブランドを確立できるのかと考えたとき、僕の場合は自分の出来る範囲でとにかく思い付く事はやってみました。

ドラム講師から始まり、YouTubeのレッスン動画や、『スタジオラグへおこしやす』の寄稿、毎日のSNSでのプチレッスン動画、ドラムの発表会、ドラムセミナーその他諸々。このブログだってそう。最近では公式LINE@ も始めてみました。

とりあえずやってみる事で何も反応がなかったり失敗に終わると、何がうまくいかなかったのがわかるし、そこから勉強するべきこと、練習するべき事がありありと見えてきました。

もちろん1回や2回で上手く行くはずがないので、イベントならとにかく10回開催する事を目指してやってみたり、毎日発信する事ならとりあえず3ヶ月はやってみる。

行動したら「成功したか」「失敗したか」の結果がかならず出るから、じゃあ次はどうしたら良いかがわかるようになりました。

それは目に見える数字的な結果であることもあるし、自分のスキルアップを実感できることもある。

去年よりも喋るの上手くなったなとか、1つのイベントに対してかける精神力も少なくなったなとか、濃いレッスンが出来るようになったとか成長を実感出来る事は色々あります。

そして続ければ『関西のドラム講師の人』『レッスン動画の人』『セミナーやってる人』『Twitterの動画の人』など、【ブランドが確立されていく】のだと思いました。

ブランドは自分で確立するものというものではなく、人から認知されることによって確立されるものだと言うこともわかりました。

では人から認知されるためにはどうすればよいか。

それは『発信し続ける事』です。

今はSNSの力は凄くて、「誰でも」自分を発信出来ます。

自分の事を興味持ってもらうためには自分で自分を発信しないと誰も見つけてくれません。

もちろんこれはSNS上だけの話じゃなく、自分はこんなヤツだ!とアピールしないと誰も自分を見てくれません。

つまり「お仕事のご連絡お待ちしてます」と何もせず待っていても無駄だと言う事です。

そして言うまでもなく、何か新しい事を始めたり、周りと違う事をしようとすると必ず周りから足を引っ張られます。

ドラム講師になると決めた時は

「お前には無理だ。」

「自分より上手い人が来たらどうするの」

「もっと勉強してからにするべき」

などと散々言われたし、YouTubeを始めた時は当時YouTuberと言う言葉も無かった時で、カメラの前で必死に喋ってる姿は周りからは「キモい」と言われたし、僕がアップする毎にすぐさま低評価を押してくる人や意地悪で否定的コメントも沢山書き込まれました。

中島みゆきの“ファイト”の歌詞で

『闘う君の歌を闘わない奴らが笑うだろう』

と言う歌詞の通り、とりあえず人を否定したり人の揚げ足を取ろうと必死になる人は決まって「行動しない人」「チャレンジしない人」なので、そう言うのレベルの低い人に構っていると体力も精神力も無駄なのでとにかく無視する事です。

どんなに批判されても無視され続けてもその都度考え工夫して発信し続けることが大切なのです。

最近ではTwitterでも「毎日動画を配信する!」と決めている人は多いですが、1年続いている人は少ないでしょう。

自分にできる事をコツコツとやっていけば自分のブランドが確立されていずれ収入になっていくと思います。

例えその割合が0.2%だったとしても、好きな事に熱中している時間は本当に楽しいです。

そして努力や工夫でその比率を上げていけるかもしれません。

僕は講師としての収入が主ですが、演奏としての収入、イベント企画での収入なども割合としてあります。

そしてこれからは教則本や書籍など、書く仕事もやりたいなと思い、いままさにこのブログで練習をしています。

今は書く仕事では収入0ですが、こちらも少しずつその比率も上げていければなと考えています。

「好きな事を仕事にする」事は特別な事ではなく、少し気楽に考えて「今できる事」から始めてみてはいかがでしょうか。

発表会を終えて

先日14回目となる森谷ドラムスクール発表会が終了しました。

今回は総勢17名、小学生から大人まで沢山の生徒さんにご出演して頂きました。

ありがたい事に年々発表会の規模も大きくなってきております。

2009年にドラムスクールを開校した当初、いつか生徒さんがたくさん増えたら発表会をしたいなと考えていたんですが、なんとその1年後に第1回目が実現し、今回14回目を開催出来た事は普段から熱心に通って頂いている生徒さんのおかげでありますし大好きな生徒さんに囲まれて本当に幸せな1日となりました。

音楽活動が永くなるとついつい忘れてしまいますが、初めてのステージは誰でも手が震えて膝が震えて、頭が真っ白なり口が渇く程、とてつもなく緊張するものです。

それもそのはずで、初めてステージに立つのですから自分がステージに立っている姿もイメージ出来ないし、まさに未知の領域です。

僅か15分のステージの為に半年前や1年前から、何十回と繰り返して練習した事が全然出来なかったらどうしようと、とてつもない不安に襲われるのです。

ましてやドラムの発表会で、自分を見ているのも全員ドラマーですから、ヘタクソだと思われたらどうしようと色んなことを考えます。

僕は皆さんにレッスンをしていたので、皆さんの頑張りはもちろん、得意なところ、苦手なところも1番良く知っています。

レッスンの時も上手くいかなくて悔しい表情をしていたのもいつも見ていました。

発表会当日、みなさん自分の出番が来る直前は皆さんとてつもなく緊張した表情を浮かべてましたが、いざ演奏する瞬間は「覚悟」の表情になり、終わった後は「全てやり切った」表情を見せてくれました。

誰も後悔の表情はありません。

これは出来る力は全て出し切って、精一杯自分を表現出来ていた証拠だと思います。

ドラムや音楽をする事は「楽しい」ですが、「楽しむ為」にはある程度技術や知識や経験が必要となります。

つまり「楽しむ事に一生懸命になる事」がより良い人生において大切なのです。

そして楽しむ為には努力が必要だけど、だらだらふざけてしまうだけの人もいる。

僕は「曲」や「パラディドル」を教える事だけがレッスンではないと思ってるし、正直そんな情報は今インターネットでいくらでも無料で手に入ります。

僕はドラムを通して、自己成長の為に何事にも一生懸命に取り組める姿勢を作ってあげたい。

そう思ってドラムレッスンをしています。

そしてその自己成長の為の1つのチャレンジの形として、発表会を開催しているのですが、今回も皆さんの成長を感じれて、笑顔が見れた事が何よりも嬉しかったし、大成功だったのではないかと思います。

そしてこの経験を経て、新しい目標に向かって僕も生徒さんと一緒に成長していきたいと思います。

皆さま本当にお疲れ様でした!

開演前⬇︎

終演後⬇︎

音楽を続けていればどんな未来が待っているのか

楽器を習得しようと毎日練習に励んでいると、必ず壁にぶつかるものです。

またバンド活動を頑張ってもうまくいかない事や思い通りにならない事なんて日常茶飯事です。

そんな時、自分は何のために音楽やっているのか、何のためにこんなにお金と時間をかけて頑張って来たのだろうか、とふと目的を見失ってしまう事もあります。

そんな時「音楽を続けていればどんな未来が待っているか」をイメージをしてみると本当に自分がやりたかった事が見えてくるのではないでしょうか。

実際に僕がこれまでの音楽活動の中で体験した事や感じた事も含めて書いてみました。

【音楽が出来ると人との出会いが増える】

僕と繋がってくれている人たちはバンドなどの音楽活動、ドラム、レッスンを通して出会った人ばかりで奥さんとの出会いも音楽です。

僕は中学を卒業する少し前の15歳の時から本格的に音楽活動を始め、これまでにCDやDVDをリリースし、1年で平均約50本ほど日本各地でライブをし、日本国内に留まらず、外国でのライブツアーも経験しました。

音楽をやっていなければ絶対に出会うことの無かった人とたくさん出会えるようになり、音楽をやっていなければ行く事のなかった地域や国に行けるようになりました。

紛れもなく僕の「講師の基盤」はこの経験にあり、今でも大切にしたい想い出や仲間が沢山います。

僕は10代の時からプロドラマーの菅沼孝三さんに憧れていたのですが、2017年には森谷ドラムスクールのスペシャルドラムセミナーのゲスト講師としてお招きし一緒に仕事が出来ると言う最高の夢が叶いました。

音楽をやっていなければ見る事のなかった景色を見る事ができたし、音楽をやっていなければ叶う事のなかった夢が叶うようになりました。

【バンドメンバーと1つの目標を掲げて、達成できる喜びがある】

友達とバンドを組んでこの曲をコピー出来るようにする!という目標。

ライブするという目標。

オリジナル曲を作るという目標。

レコーディングして自分たちだけの作品を作るという目標。

全国ツアー周るという目標。

ワンマンライブするという目標。

ソールドアウトさせるという目標。

メジャーに行くいう目標。

フェスに出るという目標。

憧れてたアーティストと共演するという目標。

世界中を動かすカリスマアーティストになるという目標。

バンドやっていると小さなものから大きなものまで目標や夢が沢山あります。

仲間と力を合わせて目標に向かって努力する喜びは何にも変えられるものではないです。

仲間とだったら見える景色がある。

夢にまで見たステージに立てるかもしれない。

バンドには夢があるのです。

【言葉が通じなくても会話が出来るようになる】

音楽は国境を超えます。

なぜなら音楽は言葉よりも、全世界のありとあらゆる人間の心に伝わる表現の1つだからです。

僕が初めて海外でセッションをしたのはタイのアユタヤの「Street Lamp」というライブバーなのですが、言葉が通じなくても現地のミュージシャンは僕を演奏を認めてくれて、数年経った今でもFacebookでメッセージを送り合う仲となりました。

自分の思っている事、やりたい事、自分がどんな人間なのかを音楽で伝え、繋がることが出来たのです。

国と国は繋がる事が難しいけど、人と人は簡単に繋がる事ができる。

その1つのツールとして音楽がある事に気付けた貴重な経験でした。

【1つのことを頑張る能力がつく】

漫才師でタレントの島田紳助さんはとても興味深い成功の方法を提唱されていました。

才能と努力は0から5までの6段階あり、才能5の人間が5の努力をすると5×5=25で最高点の結果が出る。

逆に才能が5あっても努力が0なら0のままだと言います。

でも5の努力を知っている人は、ある事の才能が1しかなくて良い結果が出なかったとしても、また別の新しいものを見つけて努力の5を掛けていればいつか最高点の結果が出て必ず成功する、と仰っています。

音楽も「才能」と言う言葉が使われます。

自分に「才能」があるかどうかはわかりません。

成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。

それは行動しないとわからないことです。

音楽を自分の表現のツールとするためには

勉強、練習、実践、失敗、挑戦、挫折、成功、など繰り返し自分らしさを追求していく事になります。

しかしその努力の方法を知っていれば、そのプロセスを音楽以外の何に向けても必ず身につくようになるでしょう。

技術を身につける為の努力のプロセスは豊かな人生を手に入れる事にも繋がるのです。

【音楽の聴き方が変わって楽しみが増える】

今まで何となく聴いていた音楽はいろんな技術や努力、表現の結晶なのです。

そして音楽の楽しみ方は人それぞれで、歌詞を楽しむ人もいれば、コードの変化を楽しむ人、リズムを楽しむ人もいます。

例えばドラムが出来るようになると今まで気にした事の無かったバスドラムやスネアの音が明確に耳に入ってきます。

ベースが出来るようになると指で弾いているのかピックで弾いているのかもわかるようになります。

音楽を知れば知るほど作曲者の意図も自分なりにイメージする事も出来るし、今まで聴こえてこなかった音が鮮明に聞こえるようになり音楽を聴く楽しみが増えるのです。

【人を感動させる事ができる】

僕は小学5年生の時、当時高校生だった兄のライブを観た時、天地がひっくり返るような衝撃を受けて人生の舵を大きく切り、音楽で生きていく事を決意しました。

自分がそうだったように、いつか僕も誰かの人生を変えるほどの感動を与えれるようになりたいと願うようになりました。

大人になった今、子供の時に描いていた夢とはちょっと違う道だけど、講師として沢山の人の音楽人生の一部になれていることが幸せなのです。

人前で演奏する事は簡単な事ではありません。

音楽を続けて行くにも根気と努力が必要となりますが、もしかしたらあなたがプロのミュージシャンで無くても、あなたの演奏で人の人生を変えるほどの感動を与えれるかもしれません。音楽の力はそれほど偉大なものなのです。

もともとは自分の為に始めた音楽が、誰かと出会うきっかけになったり、行けなかった場所に行けたり、誰かの役に立てたり、人の人生を変えれたりして、自分の夢を叶えれる事が出来るかもしれません。

僕は音楽に出会えて本当に良かったと思ってます。

上達の為の「運動性記憶」と4つのプロセス。

僕にはドラムを演奏する事よりも大好きな事があります。

それは「人に教える」という事です。

ありがたい事に演奏やレコーディングのお仕事を頂けるのですが、リハーサル日程やライブの日程などでレッスンに支障がある場合は誠に僭越ながらお断りさせて頂くことがあります。

たくさんの人の前で演奏すると言うのはドラムを始めた少年の頃からの夢です。

今でもドラマーとして自分の演奏を多くの人に認めてもらいたいという夢もありますし、今でももちろん諦めていません。

でも「バンドをしたい」「ドラマーとして認められたい」と思う以上にレッスンが楽しくて仕方ないのです。

現在はSNSやYouTubeのおかげで発信する人も増えて、発信者はより多く反応してもらえるように切磋琢磨し他者よりも少しでもよい内容を出そうと努力しているので無料の情報でも密度の濃いものが多いです。

でも僕は、より良い奏法やより良い練習方法を習得する為には「上達する為の仕組み(カリキュラムではない)」を理解して「意識」や「考え方」や「練習への取り組み方」などにフォーカスすべきだと思っております。

レッスンに役に立つ事なら何でも取り入れてやろうと思い、今では心理学や脳科学も勉強しています。

ここで「上達」に対しての基本的な知識をご紹介します。

運動性記憶とは

【運動性記憶】は、自転車に乗る、ドラムを叩くなど、体を動かして覚える記憶。わかりやすく言えば「体で覚える」事です。

運動性記憶は「一度覚えたら忘れない」と言うのが特徴で、5年ぶりに自転車に乗ってもちゃんと乗れたり、10年ぶりに8ビートを叩いてもそれなりに叩けると言うのも体で記憶してるからなのです。

運動性記憶は

・声に出す(メロディやリズムを口で歌う)

・書く(音符や言葉で書く)

・体を動かす(楽器を実際に演奏する。またはエアドラム、エアギターなど)

と言う運動神経を使うことで記憶されます。

ですので曲を覚える時は聴くだけではなかなか覚えられないし、叩いてみた動画やレッスン動画を見るだけではすぐに忘れてしまいます。

とはいえ、それをやってもなかなか覚えられない!

上達しない!

など、自分の成長に限界を感じる時もあるかと思います。

ドラムを含む楽器の練習には反復練習が必要だと言いますが、フレーズや初めて聴いた曲などは覚えはじめは「短期記憶」として記憶されます。

短期記憶の記憶の保持は数十秒〜数日とされていて、毎日少しずつ繰り返し練習する事で数年〜生涯忘れない「長期記憶」として記憶されるのです。

ではどれくらい反復練習をすれば「長期記憶」として記憶されるのか。

上達には4段階あると言われています。

【第1段階】

無意識

無能

(何も意識していないし、何も出来ない上達)

【第2段階】

有意識

無能

(意識して練習をするが、出来ない状態)

【第3段階】

有意識

有能

(意識すれば出来る状態)

【第4段階】

無意識

有能

(無意識でも出来る状態)

第1段階〜第3段階までは「短期記憶」と言えます。「意識したら出来る」と言う状態は言い換えれば「意識しなければ出来ない」と言う事であり、時間が経てばすぐに忘れてしまうのです。

「晩御飯の事を考えながら自転車に乗れている状態」は第4段階に入っていると言うことです。

なかなか上達を感じられない方は第3段階で出来た気になってしまい満足してしまってる状態だと言えます。

自分自身の上達の為には「第4段階に入った感覚」をつかむ必要があるし、レッスンの場合は生徒さんがどの段階にいるかを見極める必要があります。

様々な奏法や練習方法は溢れてますが、「短期記憶」「長期記憶」を理解して第4段階を目指して練習をすればしっかり「運動性記憶」として体で覚える事が出来てライブやコンサートでより良い演奏が出来るようになるのです。

なかなか上達しないと感じている方、またレッスンを提供している方でなかなか生徒さんを上達させる事が出来ないと悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

突然ですがブログを始める事にしました。

タイトル通り、ブログを始めようと思います。

昔からやろうやろうと思ってたのですが、なかなかその重い腰が上がらず始められなかったのですが、そのきっかけをくれたのは生徒さんでした。

ひと月前にある生徒さんから「先生は本を出版されたりしていますか?」と言われました。

僕の将来の夢の1つにドラム教則本や自己啓発本など、本を出版する事があります。

「先生の考えが書いてある本を読んでみたいです」と言ってもらえた事で、必要としてくれる人がいるならばちゃんと夢に向かってチャレンジしようと思いました。

そこでまず“今”できる事と言えばブログを書く事だと思い、でもどうしたら良いかはイマイチわからないので、「とりあえずやってみる作戦」を決行する事にしました。

やっていけばやり方がわかるようになるので、やりながら軌道修正していければと思います。

僕が日々発信している短いドラムレッスン動画「今日のプチレッスン」もそうですが、やったりやらなかったりではなく続ける事が大切なので、このブログも肩肘張らないスタイルで続けていこうと思います。

僕がTwitterでたまに自分の考えを呟く事があります。

あれは誰かにエアリプしてるわけではなく、自分の雑念を含む考えをちゃんと言葉にする為の練習として発信しているのです。

電通のコピーライター、梅田悟司氏(「世界は誰かの仕事でできている」や「バイトするならタウンワーク」などのコピーライター)の著書「言葉にできるは武器になる」の中で“「言葉にできない」と言う事は「考えていない」のと同じである”と述べています。

言葉にして外に発信して相手に伝える為にはまず頭の中にある思考、“単語”や“文節”(著書の中では「内なる言葉」と記してあります)を育てる必要があるという事です。

皆さんも自分の考えがや想いがうまく人に伝えれなかったりする経験あるのではないのでしょうか。

それは『思っている事を言葉にする事が出来ない。』と言うことがあるのではないでしょうか。

頭で漠然とモヤモヤしている事や、心の奥底で思っている事を言葉にする能力が自分にない。

もちろん言葉に出来ないので、文章に書いて伝える事も出来なければ話をして伝える事も出来ない。

自分の意見を相手に伝えられないどころか、自分で何を思っているかすらも理解できていない状態である事なのです。

そして雑念などを含む「思考」を言葉にして相手に伝える為にはトレーニングが必要なのです。

引き続きTwitterやこのブログも普段僕が勉強している事をアウトプットしたり、頭の中で考えてるものを言葉にするトレーニングの一環として活用していきたいと思います。

なのでドラム教則関連の記事はここにはあまりないですw

ドラム教則関連の記事は「スタジオラグへおこしやす」の方に引き続き寄稿しようと思ってます。

皆さんのお役に少しでも立てればと思います。

ぼちぼちやっていくのでよろしくお願いします。